沿革
- 昭和21年(1946)
- 木下政平が、醤油倉庫の一部を改造して佃煮製造業を始める。
- 昭和25年(1950)
- 「株式会社 木下政平商店」を設立。初代社長 木下政平。従来の「昆布」「あさり」等の他に、新しく「のり佃煮」を開発。近畿地区を中心に販売拡大。
- 昭和29年(1954)
- 「島の香」という商標を登録
- 昭和34年(1959)
- 主力商品「のり佃煮」とともに大黒柱に育つ「ささめ」(細切汐吹き昆布)を開発。中京・南九州地区にて大ヒットさせた。
- 昭和39年(1964)
- 「島乃香株式会社」設立。資本金1,000万円。
- 昭和41年(1966)
- 丸形ビン詰のり佃煮を発売。第15回全国水産加工たべもの展「のり佃煮」大阪府水産加工食品会長の賞受賞。
- 昭和43年(1968)
- のりビン詰全自動ライン1連増設。資本金1,600万円に増資。
- 昭和45年(1970)
- のり工場、倉庫増築。
- 昭和46年(1971)
- 創業者木下政平死去。代表取締役社長に二代目木下泰則就任。
- 昭和47年(1972)
- 本社社屋完成(鉄筋コンクリート3階建)完成。資本金3,200万円に増資
- 昭和49年(1974)
- 7月6日集中豪雨にて工場冠水、昆布原料等に被害を受ける。
- 昭和51年(1976)
- 9月集中豪雨にて工場冠水、包材等に被害を受ける。本社工場に排水設備(排水量100トン/日)設置。
- 昭和52年(1977)
- 本社工場にボイラー釜3基を設置。
- 昭和54年(1979)
- 水不足に対処するため、馬木の池より導水、床等の洗い水として利用。
- 昭和56年(1981)
- 代表取締役社長に三代目木下英太就任。工場合理化、機械化を積極的に推進。売上げ管理オフコン更新、会計用コンピューターを別途導入。
- 昭和57年(1982)
- 岩のり業務用、大量出荷始まる。
- 昭和58年(1983)
- 岩のりブームにより、海苔原料の高騰。前年の2.5~3.0倍。新商品岩のり小瓶110g好調に売れる。
- 昭和59年(1984)
- 汐吹き昆布自動者熟装置(浮かし炊き)を導入。製造自動化を進めた。岩のり商品好調。
- 昭和60年(1985)
- 貿易摩擦、円高が進む。社員65名、売り上げ15億となる。のりビン詰ラインのビン供給をバルク化し省略化を進めた。
- 昭和61年(1986)
- 釜場を二階化して量産体制を整えた。創業40周年記念式典を自社OBも招待し行う。(記念講演講師 東京理科大学教授 大林成行氏)
- 昭和62年(1987)
- 第一分工場増設、のり小壷瓶包装工場新築し生産拡大。青しそ岩のり、辛子めんたい岩のり販売開始。
- 昭和63年(1988)
- 東京営業所(千葉県浦安市)開設。生産近代化のため、夢工場(床面積786?)を建築(昆布切場改良)。
- 平成1年(1989)
- 本社工場の一部を取り壊し、虹工場(1,166?)(湿潤佃煮・汐吹昆布の製造工場)を建築。のり原料保存中の劣化を改善するために片城低温倉庫(707?)を建築。
- 平成2年(1990)
- 岩のり製品順調に伸び続ける。業務用商品(しそ若布・しば漬けきくらげ・味の花)が好調。
- 平成3年(1991)
- 人手不足が顕著化する中、若い人を集める目的でレジャーボート「チャレンジャー21」を購入。
- 平成4年(1992)
- 生産合理化のため、サン工場(897?)(汐吹昆布のライン化)を建築し、地下に廃水処理場を設置。
深刻な人手不足のため、中国天津より研修生6名受け入れ。 - 平成5年(1993)
- 人手不足が続く中、設備投資を積極的に行い合理化推進。創業以来初の海外社員旅行(オーストラリア)。
- 平成6年(1994)
- サン工場3階を改造し、汐吹き乾燥機を更新。詩(片城)工場を建築(1,731?)
- 平成7年(1995)
- 詩(片城)工場で松葉昆布を生産開始。第一分工場増築、生産力増強。
中国上海市に上海魚品廠との合弁で上海島香食品有限公司を設立。上海からの研修生受け入れ開始。 - 平成8年(1996)
- 大阪中小企業投資育成の助成により資本金を4,800万円に増資。ハワイ社員旅行を実施。
第45回全国水産加工たべもの展「辛子めんたい入岩のり」大阪府知事賞受賞 - 平成9年(1997)
- 岡山工場竣工(3,088?)。岡山工場から製品発送業務を行う。
本社工場丸徳上倉庫(344?)建設。コンビニエンスストアー向けおにぎりの芯具材がヒットする。 - 平成10年(1998)
- 第一分工場を閉鎖、本社に吸収。Nカップの元となる商品を岡山工場で製造開始(初めて工場として稼働)。
- 平成11年(1999)
- 冷凍原料保管のため、カチ山冷蔵倉庫(776?)を建設。乾燥しじみの製造開始。
のり原料の異物除去作業の外注を止め、社内に原料処理専門部門をのり場に設置。 - 平成12年(2000)
- 昆布原料(特にすそもの)が2倍に高騰。
通信販売事業を岡山で開始。 - 平成13年(2001)
- 岡山工場Nカップ、詩工場(片城)乾燥しじみが売上に貢献。
- 平成14年(2002)
- 営業強化「東日本営業部・西日本営業部・営業2課(業務用)」の三体制。
- 平成15年(2003)
- 受注業務を岡山受注センターへ移動。「しじみ商品」を中心に拡販に取組む。
- 平成16年(2004)
- 上海島香食品有限公司(合弁)を2006年5月で中止し、独資会社設立への方針決定。
- 平成17年(2005)
- アガリクスのり、伊勢のり、藻塩ささめ新発売。香川大学からのインターシップ生受入れ開始、共同開発の取組みを始める。
- 平成18年(2006)
- 創業60周年記念式典を上海にて開催。南通島香食品有限公司設立。中国研修制度再開。第1期生4名受け入れ。
お客様相談室新設。 - 平成19年(2007)
- 「佃煮は調味料」を販売戦力として打ち出す(レシピ集企画)。
カチ山第3冷蔵庫完成。1階冷蔵原料、2階のり原料 - 平成20年(2008)
- 「生のり」新発売。経済産業省、農林水産省の初の認定事業、農商工連携に「小豆島産スサビノリによる生海苔佃煮の開発・製造・販売」が認定される。「島乃香のつくだ煮は調味料」レシピ集(Vol.1)を1万部作成中国 南通島香食品有限公司 (独資・稼働開始)、上海島乃香食品有限公司(独資・設立)、島香国際貿易有限公司(独資・稼働開始)。中国 南通島香食品有限公司に日本人社員派遣。
通販売上、年間 6,100万円超となる。 - 平成21年(2009)
- のり小壷商品好調
- 平成22年(2010)
- 詩工場に昆布砂取装置新設、昆布製品の高品質化を進める。
のり設備増設・ツイストキャップライン新設し生のり140g、生のり(にんにく生姜)生産開始。しじみ原料入手困難、茎若布原料がチリ沖地震(2.27)の津波の影響で高騰。「島乃香のつくだ煮は調味料」のレシピブック(Vol.3汐吹き編)を1万部作成 - 平成23年(2011)
- トレー佃煮、限定販売から全国販売に切り替える。
「島乃香のつくだ煮は調味料」のレシピブック(Vol.4貝編)を1万部作成。
岩のり名称問題再発。岩のり関係全品「岩のり入り」に修正。 - 平成24年(2012)
- ささめ、元気デザイン変更。ソルビットを還元水飴に変更(のり以外全品)。
新製品発売:松茸昆布(トレー)・珍味しじみ(オルニチン入り)・藻塩ひじき・藻塩生姜ひじき等 - 平成25年(2013)
- 営業本部を岡山に設置「島乃香のつくだ煮は調味料」レピシーブック(Vol.5生姜昆布編)作成浦安直売所開設本社工場(釜・汐吹)ボイラーのガス化実施。岡山工場改装(包装工場移転付帯工事)。
- 平成26年(2014)
- トレー新商品好調。蛍光灯LED化、全社実施(本社・片城・岡山)約2,200本。
- 平成27年(2015)
- 汐吹包装工程を岡山に移転(箱詰めロボット化)、通販 楽天市場に出店
「ものづくり商業サービス補助金」に蜆エキスの開発認定(補助1000万) - 平成28年(2016)
- トレーライン改装完了。岡山太陽光発電稼働開始。
- 平成29年(2017)
- 三代目木下英太死去。代表取締役社長に四代目木下佐代就任。
- 平成30年(2018)
- 第64回たべもの展(H30.3.23)「うまみたっぷり小豆島のり90g」水産庁長官賞受賞。
「丸トレー瀬戸内のり佃煮」の売上好調。 - 令和2年(2020)
- 第65回たべもの展(R2.3.13)「小豆島の匠のり佃煮150g」大阪府知事賞受賞。
- 令和3年(2021)
- 代表取締役社長に五代目黒嶋龍三就任。